納屋お宝ダァ世界で1台のフェラーリ、日

納屋お宝ダァ世界で1台のフェラーリ、日本の納屋で40年ぶりに発見

年9月2日15時16分cojp

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イタリアの高級スポーツ車メーカー、フェラーリの3654シリーズのうち、世界に1台しかない公道走行用のアルミニウム製車両が約40年ぶりに日本の納屋で見つかり、今月9日に競売にかけられることがわかった。

フェラーリは196973年の間、1200台以上の3654を生産した。3654は2人乗りのグランドツーリングカーで、最高時速は約280キロ。デイトナという非公式の愛称が付けられている。

フェラーリは、米フロリダ州デイトナで開かれるデイトナ24時間耐久レース出場に向けて軽量合金バージョンを5台生産。このうち公道走行用の車は今回発見された1台だけ。

同車の車体番号は12653で、車体全体にアルミを使用している。1950年代から自前の工場でフェラーリの車体組み立てを担当してきた著名デザイナー、セルジオスカリエッティ氏が手掛けたものだ。

同車が完成したのは69年。71年に日本の販売店に輸出され、日本の車雑誌カーグラフィックの72年1月号で取り上げられた。何人か持ち主が変わった後、80年ごろに最後の所有者の納屋に収まった。

イタリア北部マラネロにあるフェラーリの工場で今月9日、同社史上最大規模のオークションが行われ、発見された状態のまま修復を施さずに出品される。競売元のサザビーズによれば、170万ユーロ約2億2千万円の落札額を見込んでいるという。